宿泊施設
中長期的視点から、鎌倉を見る
二度と出ないかもしれない好物件がいくつか提示されています。
もっとも緊急を要するのが、新たな簡易宿所関連の案件です。と申しますのも、若宮大路・二の鳥居前という絶好の立地に位置するビル最上階のバルコニー付き物件、駅東口から徒歩５分、小町通りから一本入ってすぐというアクセスの良い空き物件や段葛を望むレトロビルの２〜４階を占める魅力的な事業用物件、と現状３軒もしくはそれ以上の優良物件が市場に出ており資金の目処さえ立てば、当社と致しましてはすぐにでも交渉に入りたい意向を持っています。ただし、こうした好物件は早期に契約が成立してしまう可能性が大きく、目処を早急に立てコンタクトをとる必要があるのです。鎌倉〜葉山界隈はコロナ直前にホテルやゲストハウスなどの宿泊施設の開業ラッシュとなっており、一昨年からでゲストハウス20軒以上、ホテル３軒以上が新規オープンもしくは開業予定となっていました。それに伴い、これまで日帰りの観光地として認識されていた鎌倉が、宿泊して楽しむリゾートに変容していくものと思われていました。しかし、コロナ感染症禍の影響で、そうした事業者の多くは厳しい経営を余儀なくされており、既に多くの事業者が撤退し、コロナ前の半数ほどに減少しているのが実情です。
ただし、湘南という特異なネームバリューや東京との位置関係、歴史的に培ってきた付加価値の魅力などに鑑み、これはやはりあくまで一過性のこと、と考えて差し支えないと思われます。すでに、週末を中心に相当数の観光客がこのエリアに戻って来ていますし、今後もより一層のアドバンテージと魅力をもって、国内外の人々を引きつけるに違いないでしょう。
そのような中、当社では不動産業者との太いパイプにより、早期に情報を得、また物件によりましては優先的な交渉権も入手しております。すでに７年強のゲストハウス運営歴や延べ15軒を超える飲食・小売店の運営を経て、近隣の地元住民や業者、関係機関からの信用もあります。
また、それらの魅力的なロケーションの物件を、鎌倉を訪れる観光客に向けて有効な意匠設計を施し、人気ある宿に仕立てる十分な経験やノウハウや確固たるビジョンも有しています。
いずれの案件も大化けする可能性と話題性は大いに秘めているといえ、鎌倉の観光産業に対する影響力は甚大なもの、と考えております。
PASSATEMPOという名の誘惑。
若宮大路二の鳥居前、絶好の立地で展開するレジデンシャル・ホテル
画像はすべてTex-Mex Styleのイメージです。
鎌倉の駅周辺地区内でも一等地にあたる小町通りと若宮大路の交わる辺りに建つ３階建て商業ビルの３階が、現在、空室となっています。この先何十年も出ないであろう好物件ゆえに、何とかルーフトップ・バー付きの宿泊施設として開業にこぎ着けたい意向です。
駅至近で、なおかつ観光エリアの中心に位置し、簡易宿所の開業が可能で、ルーフトップ・バーやグランピング施設が作れる広いバルコニーを有する物件はほかに見当たりません。
斜め向かいに昨年、JR系のホテルが建設されており、相次いで開業すれば話題に上ることは間違いありませんし、同業他社に向けて、一歩先んじる優位性を得ることになります。知名度、話題性、実績の面において、次なる仕掛けへの布石として大きな第一歩となるはずです。
内装は、自社と宮大工の棟梁を中心としたプロジェクトチームによって行う予定です。土地柄や元々の物件の特徴、バルコニーにグランピング設備を設置する関係、ルーフトップ・バーとの関連などを考慮に入れ、１室の特別和室を除いて、アメリカンなTex-Mexスタイルのインテリアによって、スタイリッシュに仕上げ、他施設との差別化を図ります。
また、自社仕入れによる輸入家具やテキスタイルを配するため、それらを直接利用客に対して販売することも可能です。最近、HotelチェーンのKnotや無印ホテルなどが展開する、ホテル客室で家具や雑貨を販売するという新しい形態を鎌倉で初めて導入する事例となり、その点においても話題になること必至です。
また、収益面では、立地から見込める稼働率の高さと室料の高め設定に加え、オリジナル輸入家具・雑貨・家電などの販売による収益、場所柄昼夜を問わずニーズが見込める飲食スペース＝ルーフトップ・バーにおける収益という３本の柱によって、互いに補完し合い、初年度から好調な運用が望めると踏んでいます。したがって、場所柄、初期投資はある程度、大きな額が必要ですが、償却自体は比較的に早期に完了するものと思われます。
